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2005-04-03

[雑記]湘南ベルマーレ、今季初勝利!

 ベルマーレは4節までにすでに2勝していましたが、僕が見に行った試合ではこれが初勝利です。

 ついでに言えば、去年3試合見て3試合とも引き分けだったので、史上初の勝利だったりもします。長かったなぁ。

 今季は開幕2連勝と順調すぎる滑り出しを見せ、僕の今季初観戦となった3節、京都パープルサンガでは1−2と惜敗。とはいえ、前半に2点差とされた後半、ここでずるずると点差を広げられたりもせず、むしろ1点返す攻撃的なサッカーをしてくれたのは、去年の3引き分けの合計勝ち点3よりも価値がある勝ち点0だったような気がします。

 続いて4節、アウェイに乗り込んでのアビスパ福岡戦、主軸である加藤望選手を出場停止で欠き、相性の悪さからも断然不利とされながらもスコアレスのドローに持ち込みました。それも引いて守っての引き分けでなく、攻める場面ではきちんと攻め、守る場面では全員で守る、見ていて面白い試合展開でした。

 

 今年の上位候補は京都、福岡、それに山形と勝手に予想しているわけですが、そのうちの2チームにまったく引けをとらない戦い方ができた、ということは、選手にとっても自信になるでしょうし、我々サポーターに夢を見せる大きな材料にもなっています。

 湘南の今年のライバルは甲府なんだ、という話をとあるベルサポさんから聞きました。上位──すなわちJ1昇格圏である3位以内に入るためには、まず中堅チームから頭一つ出なければならない。その先に昇格圏が見えてくる、というわけです。

 そんな流れで迎えた今日の第5節、対戦相手はそのヴァンフォーレ甲府です。

 →参考:J2順位表

 

 前半は耐える時間でした。チャンスといえば、加藤選手が蹴ったフリーキックを柿本選手が頭で合わせ、これが惜しくもポストを叩いたシーンくらいだったような気がします(後日追記:頭で合わせたのはバリシッチ選手だったようです)。

 それ以外にも、佐藤悠介選手が低く早い弾道のロングフィードを決めたり、セクシーな場面もあったのですがゴールにはつながらず。

 一方の甲府も、好機を作るもののシュートが枠を捉えられず、一進一退の攻防になりました。

 そして後半開始直後の4分、オーバーラップした田村選手が右サイドから上げたクロスの蹴り損ないみたいな浮き球を、柿本選手が頭で合わせようとした当たり損ないみたいなふわふわシュートが、ゴール左隅にすとりと収まりました。

 なんていうか、あまり覚えていなくて、気が付いたら入っていた、みたいな状態でした(クロスを上げたのが田村選手かどうか、いまいち自信もありません)(後日追記:クロスを上げたのは富山選手だったようです→参照・J's Goalレビュー)。

 とはいえどんなゴールだろうと1点は1点です。そしてここから長い40分が始まるのです。

 

 僕が去年見せつけられた3引き分けは、確かほとんどが先制しつつも、後半40分以降に追いつかれた「勝ち損ない」の試合でした。

 今年はここまで良い戦い方をしているとはいうものの、半ばトラウマ的に頭に焼き付いているマイナスイメージは拭い切れません。半ば祈るようにボールの行方を追っていました。

 「勢い」とか「流れ」が「強運」を引き寄せた、のかも知れません。果敢にゴールを狙う甲府のシュートは、ことごとく枠を外れ、たまに入ったかと思うとGK小林選手の真正面です。

 小林選手は、飛び出しが鈍いのか、どこか中途半端な間合いからシュートを打たれたりもしていて、ハラハラしっぱなしです。一度は枠を外れたことに安堵して、思わずベンチにへたり込んでしまいました。

 

 それでも「強運」だけじゃない、DF陣の踏ん張りもありました。今日の試合で特筆すべきは新加入のバリシッチ選手でしょう。

 190cmの身長を武器にしたハイボールへの圧倒的な強さは今さら言うべくもないですが、1対1の駆け引きが冴えていて、何度もピンチをしのいでいました。

 ……ボールを奪った後、クリアボールが相手の正面に渡ったりというオチもありましたが。僕の後ろにいた二人組の女の子がポツリと呟いたのですが、「バリはどうして最後まで誉めさせてくれないのかな?」という言葉はまさに言い得て妙でした。

 前半にはドリブルでガンガン攻め上がり、敵も味方も「え? え? どこまで行くの? パスは? ねえパスは?」という感じに戸惑っている隙に、結局最前線まで持ち込み、ファールをもらうというオーバーラップを見せてくれました。

 湘南のフロントがどうやってバリシッチ選手を見つけてきたのかわかりませんが、これはいい買い物だったと思います。今シーズンを終えた時点で「バリは最後まで誉めさせてくれない」なんて言わせないよう、これからの活躍が楽しみです。

 

 後半40分を回り、僕にとっても魔の時間帯が近付いた頃、応援団の声が途切れる瞬間がありました。息詰まる攻防に、つい見とれてしまっていたのかも知れません。

 でも思い出したようにベルマーレコールが再開され、僕も声を張り上げました。普段は試合に集中するとあまり声が出なくなる僕ですが、もしここで声を出さずに、それとは関係ないにせよ失点し引き分けようものなら、ずっと後悔するような気がしてなりませんでした。腹式呼吸で「ベールマーレッ!」とがむしゃらに叫び続けます。

 そんなサポーターの気持ちが届いたか、試合は1−0のまま終了。初めて生で感じる歓喜の平塚競技場です。

 ここに至るまでに一年以上かかったわけですが、でも2回目はそう遠くないうちにまた見られるような気がします。


2005-04-04

[雑記]金月真美ベストアルバム「たからもの」レビューと称した別の何か

 ふと思い立って、amazonで金月真美さんを検索したら、昨年の暮れにベストアルバムが出ていました。へー、とか思いながら、曲目リストに「トワイライト・アヴェニュー」を見つけ、しばし迷った後に購入しました。

 僕自身はスターダスト・レビューのファンというわけではありませんが、姉が大層好きで、その影響で馴染みはありました。中でも「木蓮の涙」は名曲だと思うわけですが。

 で、ついでに過去のCDを探すと、金月真美名義のベストアルバムと、藤崎詩織名義のベストアルバムが出ていました。

 まだときメモが全盛期だった頃、藤崎名義の1stと2ndを買いました。一押しキャラは古式さんだったか美樹原さんだったか、ともかく別だったんですが、1stの「Memories」には、岡村孝子の「夢をあきらめないで」がカバーされていたのです。そして2ndでは再び岡村孝子の「はぐれそうな天使」をカバー、村下孝蔵提供の「リンゴの樹の下で」を収録です。

 他にも勢いとか色々ありましたが、この3曲が動機としてはかなりのウェイトを占めていたわけで。村下さんはやっぱりリンゴが好きなのかよ、とかそういう突っ込みを入れながら(ああ、当時はまだご存命でしたなぁ、、、)。

 

 まあそんなこんなで、今回初めて『金月真美』の歌を聴いたんですけど、やっぱり良いです。

 「シャワーを浴びたい」や「たからもの」のような、ポップな感じの曲がお気に入りですが、「ときめき」とか「二人の時」といった懐かしの曲も入っていたりして、金月さんを初めて聴く方にも薦めたい一枚です。

 財津和夫氏&森雪之丞氏が提供した「教えてMr.Sky」を聴くと、いつもスパイラル・ライフの「(DON'T TELL ME NOW!)PLEASE PLEASE MR.SKY 空に鳥がいなくなった日」という曲を思い出します*1。同じ「Mr.Sky」に対して藤崎詩織は「教えて」と、スパイラル・ライフは「DON'T TELL ME NOW!」といった具合にまったく逆のことを歌っているあたり、こういう一致が僕は好きです。

 僕が普段ポータブル・プレイヤーで聴いてるものと言えば、丹下桜と堀江由衣と飯塚雅弓と宮村優子が詰まったディスクか、エイプリルズとcapsuleとフリッパーズ・ギターと明和電機が詰まったディスクなわけで、たまに國府田マリ子と岩男潤子と椎名へきるが詰まったディスクになります。

 その中に藤崎詩織は入っていなくて、今回買ったのを機に押入から引っ張り出し、レパートリーに加えてみました。

 

 ヤングキングアワーズ5月号の小林治さんのコラム「声優人気の支え方」を読んで、久しぶりに声優さんのことを考えました。

 小林さんが言うには、「じつは最近、『歌いたいから』声優養成学校の門を叩く人が増えているそうです。(中略)その結果、数年後の声優界は、ある程度のベテランと、まだまだ使えない新人だけになってしまう。それは声優の空洞化現象の始まりかもしれません。」等々。ちばぢろうさんも「業界ではやってる年数で自動的に最低料金が決まるので(うらやますぃ)永遠に『新人を使う方が安い』わけです!! 現場で人が育たないはずです。」等々。

 先述した声優さんのことは今でも好きで、新作情報があると、とりあえずキャストを確認する癖は抜けません。でも、堀江由衣さん以外の人たちはあまり見かけなくなってしまいました。馴染みのあの声がなかなか聴けないというのは、1ファンとして寂しい気分です。

 現在と過去の声優さんの演技力云々というのは僕には判断できませんが、薄利多売ならまだしも、粗製濫造を繰り返した先に待っているものが何か、なんとなく想像ができるだけに、声優に限らず「空前のブーム」というものには懐疑的です。

 とはいえ、「もちろん、入り口が広くなった分、有望な人も多く入ってくるわけで、その切っ掛けなんて何でもあり。」という小林さんの意見にはかなりの勢いで同意です。切っ掛けが増えて、有望な人も増えた、けれどその有望な人も使い潰して終わり、という消費構造にならないことを祈るのみですが。

 もっとも、そうやってバブルが弾けた結果、「中堅」の声優さんに再び目が向けられ、年代構成が空洞化しない、健全な形になるのだとすれば、無責任ながらも期待したいです。

 ──もしかしてこれは「終末思想」ってやつかしらん?

 

金月真美ベストアルバム「たからもの」
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B0006A9I02/electriccat-22

金月真美ベストアルバム「From the Bests・・・」
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B00005F6FX/ 

藤崎詩織イメージソング集「たいせつな君へ」
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B00005UD9O/

藤崎詩織3rdアルバム「風の扉」
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B00005F6G8/

藤崎詩織2ndアルバム「My Sweet Valentine」
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B00005F6BY/

藤崎詩織1stアルバム「Memories」
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B00005F6DB/

 

 ……amazonで「金月真美」を検索すると、上記のアルバムの他、参加したアニメのドラマCDなんかも出てくるんですが、これ↓は引っかかりませんでした。

超兄貴ショー
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B000064V2N/

 「アドンさん、すっごぉーい」というセリフのキャバ嬢役は、なかなかはまり役だったように思うのですが。


2005-04-12

[小咄]定発

「今日は、寒いね」

 すぐ隣で、彼女が言った。

「昨日はあんなに暖かかったのにね」

「そうだね」

 僕は言った。昨日はよく晴れて、多少風は強かったけれど、でも暖かかった。僕らは自転車で三十分ほど走って、桜の綺麗な公園までお花見をしに行ったのだ。彼女の作ったおにぎりと、僕の買っていったお団子を食べて、芝生の上で太陽光線を浴びてビタミンDを補給したのだ。

 それが今日は一転、朝から冷たい雨が降り、最高気温は昨日に比べて十一度も低くなった。新学期の始まりには、あまり相応しい日とは思えなかったけれど、でもあらかじめ決まっている暦に文句を言っても仕方がない。

 数週間ぶりの校舎は全然変わらず、またしばらくの間退屈で楽しい日々が始まるかと思うと、僕らの心は少し弾んだ。

 でもそんな日々を始めるに当たって、億劫なのが定期券を買うことだった。

 年度中の更新だったら、古い定期券を持っていけば続けて買えるのだけれど、年度が変わるときだけはそうもいかない。こうして学生証を持って、駅の定期券発売所に並ばないといけないのだ。

 他にも同じような学生や会社員らしき人たちがたくさんいて、いつもはガラガラなのに、この時期だけはやたらに混む。

 去年はうっかり文庫本を持ってくるのを忘れていて、行列でひどく退屈な時間を強いられたのだけれど、今年は違う。

「ねえ、進路とかって、もう決めた?」

「うーん、まだはっきりとは」

「そっか……」

 語尾を濁らせて、同時に表情も曇った。

「どっちにしても、私の頭じゃ、同じ学校はどう考えても無理だもんね。あーあ、めんどくさいなぁ」

 はぁ、と息を吐く。もしかしたら吐息が白くなるかなと思ったけれど、そこまで寒くはないらしい。そしてすぐに話題を変えた。昨日のテレビ、明日のテスト。そんなこんな。何を話したのか全然覚えていないけれど、気が付くと僕らの番まであと三人になっていた。


2005-04-14

[小咄]部屋を片付けてみる

「部屋がゴチャゴチャしている時は心もゴチャゴチャ、スッキリしているときは心もスッキリするよな」

 部屋の掃除を思い立った理由が、教室で聞いたそんな一言で、そんな一言を言ったのが片想いの相手だというのはあまりに安易か。いずれにせよ私は昨晩から部屋の掃除を初めて、二日目の今日、ゴチャゴチャしていた私の部屋は、それなりにスッキリした。

 あくまで「それなり」であって、そもそもからして私の部屋には物の総量が多く、だから片付いたといってもなんとなく整然と並べ直しただけで、しばらくすればまたエントロピーが増大して、またゴチャゴチャした部屋に戻っていくのだろう。

 もちろんまったく捨てるものがないかというとそうでもなく、雑誌とか、封を切ったままのDMだったりとか、開封したCDの袋だとか、かき集めればゴミ袋が大きく膨らむ。

 せめていつも使っているはずの物が見つからない、という事態ができるだけ回避できるようにしよう、と少しだけ思った。どれだけ効率的な部屋になったかわからないけれど、とりあえず部活に関する物を全部ひとまとめにして箱に入れた。今度からあちこちに置いたりせず、何はともあれその箱の中に突っ込んでおくようにすれば、その箱を探れば見つかるはずなのだから。

 できることなら、もう一つ箱を置きたかった。あっちこっちに散らばる心を一纏めにして突っ込んでおける、大きい箱が欲しかった。部活の道具以上によくなくして、見つけるまでに散々探し回ったり、諦めて別の物をどこかから拾ってきたり。見つからないのを言い訳に先延ばしにしてきたこともあったし、結果どこにも辿り着けないことだってしょっちゅうだった。

 掃除はあまり得意じゃない私が、あの言葉があったからにせよこんな時に掃除をしようと思い立ったのは、そういう中途半端な自分をスッキリさせたかったからなのかな、と思った。


2005-04-15

[小咄]朝もはよから

「お前、ウザいんだよね」

 彼は視線をわずかにずらし、さも面倒くさそうに言った。

「俺、別れようと思うんだ」

 そんな彼のセリフを聞いても、私の心はちいとも揺れなかった。なぜなら、そのセリフは私に向かって告げられたものではないからだ。

「えっ、でもっ……」

 真の当事者たる少女は、ショックで気が動転しているのか、それとも涙が溢れてきているせいか、まともに言葉を紡げない。そんな彼女の愛らしい仕草でさえも彼は心底「ウザ」そうに、ため息をついた。

 やれやれ、ため息をつきたいのはこちらの方だ。こんな往来の中、平日の朝っぱらから君らは何をしているのだ。

 周囲はスーツ姿のサラリーマンがひっきりなしに行き交って、そのままホルマリン漬けにして「ジャパニーズ・ラッシュ」とでもラベルを貼って飾っておきたいくらいだ。そしてその傍ら、通路の角の流れの淀みに降って湧いた痴話ゲンカである。いや、多分これは喧嘩にもなっていないのだろう。そこに至るまでの経緯を私は知るべくもないが、少なくともその状況にあって、二人の立場はあまりに一方的だった。

「わたし、だって……」

 私だったらそんな男は願い下げ、彼も私を願い下げ、小気味よいくらいの両想いなのだが彼女にとってはそうでもないらしい。なんとかして引き留めたいが彼の心をつなぎ止めるだけの言葉を紡ぎ出すことはできず、ただおろおろと戸惑うばかりだ。

 私はたまたまそこを通りがかっただけで、立ち止まって耳をそばだてたわけでもなく、二人がそれから先にどうなるか知ったことでもない。ただあの二人のように心を動かせるのがうらやましいと少しだけ思った。

 そして、あの女の子が近い内に何か幸せを見つけられればいいな、と思った。別に恋人とかじゃなくてもいいんだけど。


2005-04-24

[雑記]コミティア72作業中

えー、只今鋭意執筆中です。

夕樹和史も表紙や挿絵をどんどん送りつけてきます。

今まであんまり考えたことのない印刷知識を勉強中です。

猫の手も借りたいと思っていたら、猫が様子を見に来ました。

 

猫の手

 

……見るだけみたいです。



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