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ふと思い立って、amazonで金月真美さんを検索したら、昨年の暮れにベストアルバムが出ていました。へー、とか思いながら、曲目リストに「トワイライト・アヴェニュー」を見つけ、しばし迷った後に購入しました。
僕自身はスターダスト・レビューのファンというわけではありませんが、姉が大層好きで、その影響で馴染みはありました。中でも「木蓮の涙」は名曲だと思うわけですが。
で、ついでに過去のCDを探すと、金月真美名義のベストアルバムと、藤崎詩織名義のベストアルバムが出ていました。
まだときメモが全盛期だった頃、藤崎名義の1stと2ndを買いました。一押しキャラは古式さんだったか美樹原さんだったか、ともかく別だったんですが、1stの「Memories」には、岡村孝子の「夢をあきらめないで」がカバーされていたのです。そして2ndでは再び岡村孝子の「はぐれそうな天使」をカバー、村下孝蔵提供の「リンゴの樹の下で」を収録です。
他にも勢いとか色々ありましたが、この3曲が動機としてはかなりのウェイトを占めていたわけで。村下さんはやっぱりリンゴが好きなのかよ、とかそういう突っ込みを入れながら(ああ、当時はまだご存命でしたなぁ、、、)。
まあそんなこんなで、今回初めて『金月真美』の歌を聴いたんですけど、やっぱり良いです。
「シャワーを浴びたい」や「たからもの」のような、ポップな感じの曲がお気に入りですが、「ときめき」とか「二人の時」といった懐かしの曲も入っていたりして、金月さんを初めて聴く方にも薦めたい一枚です。
財津和夫氏&森雪之丞氏が提供した「教えてMr.Sky」を聴くと、いつもスパイラル・ライフの「(DON'T TELL ME NOW!)PLEASE PLEASE MR.SKY 空に鳥がいなくなった日」という曲を思い出します*1。同じ「Mr.Sky」に対して藤崎詩織は「教えて」と、スパイラル・ライフは「DON'T TELL ME NOW!」といった具合にまったく逆のことを歌っているあたり、こういう一致が僕は好きです。
僕が普段ポータブル・プレイヤーで聴いてるものと言えば、丹下桜と堀江由衣と飯塚雅弓と宮村優子が詰まったディスクか、エイプリルズとcapsuleとフリッパーズ・ギターと明和電機が詰まったディスクなわけで、たまに國府田マリ子と岩男潤子と椎名へきるが詰まったディスクになります。
その中に藤崎詩織は入っていなくて、今回買ったのを機に押入から引っ張り出し、レパートリーに加えてみました。
ヤングキングアワーズ5月号の小林治さんのコラム「声優人気の支え方」を読んで、久しぶりに声優さんのことを考えました。
小林さんが言うには、「じつは最近、『歌いたいから』声優養成学校の門を叩く人が増えているそうです。(中略)その結果、数年後の声優界は、ある程度のベテランと、まだまだ使えない新人だけになってしまう。それは声優の空洞化現象の始まりかもしれません。」等々。ちばぢろうさんも「業界ではやってる年数で自動的に最低料金が決まるので(うらやますぃ)永遠に『新人を使う方が安い』わけです!! 現場で人が育たないはずです。」等々。
先述した声優さんのことは今でも好きで、新作情報があると、とりあえずキャストを確認する癖は抜けません。でも、堀江由衣さん以外の人たちはあまり見かけなくなってしまいました。馴染みのあの声がなかなか聴けないというのは、1ファンとして寂しい気分です。
現在と過去の声優さんの演技力云々というのは僕には判断できませんが、薄利多売ならまだしも、粗製濫造を繰り返した先に待っているものが何か、なんとなく想像ができるだけに、声優に限らず「空前のブーム」というものには懐疑的です。
とはいえ、「もちろん、入り口が広くなった分、有望な人も多く入ってくるわけで、その切っ掛けなんて何でもあり。」という小林さんの意見にはかなりの勢いで同意です。切っ掛けが増えて、有望な人も増えた、けれどその有望な人も使い潰して終わり、という消費構造にならないことを祈るのみですが。
もっとも、そうやってバブルが弾けた結果、「中堅」の声優さんに再び目が向けられ、年代構成が空洞化しない、健全な形になるのだとすれば、無責任ながらも期待したいです。
──もしかしてこれは「終末思想」ってやつかしらん?
……amazonで「金月真美」を検索すると、上記のアルバムの他、参加したアニメのドラマCDなんかも出てくるんですが、これ↓は引っかかりませんでした。
「アドンさん、すっごぉーい」というセリフのキャバ嬢役は、なかなかはまり役だったように思うのですが。
*1 リンクは「スパイラルライフ@ななしの部屋」より